みそか

今日は今日を迎えた直後あたりから、いろんなことがあったようななかったような1日。
 
とにかく一日中仕事をしていた。今年度のはじめあたりから何となく想像していたのだけれども、やはり我が社は簡単に年末の6連休を与えてはくれない。いや、ばっちり6連休を謳歌している人はいるのだろうけど、僕みたいな「ウィークデーのツケはウィークエンドに返せばいいや」なんて考えているふつつかものを簡単には休ませてはくれない。
こういうのを世間の人々がかっこいいと見るかかっこわるいと見るかは、つたない僕の脳みその想像力の限界を越えているのだけれども、僕はこんな僕を結構かっこわるいと思う。ほんとにかっこいいビジネスマンは、年末年始にはきちんと休みが取れるようなスケジューリングをする筈だ。
ああ、かっこわるいかっこわるい。
 
そんなかっこわるい仕事の内容。今は年始からはじまる開発システムの営業店テスト稼動にあたり、今更ながらマニュアルのドラフト版を作成している。
マニュアル作成の進捗度合いは現在20パーセントと言ったところ。その段階で既に枚数は20ページ10,000ワードを超えている。よせば良いのに凝り性なもので、とんでもないコンテンツになりそうな予感だ。ああかっこわるい。
 
1月4日の業務開始までにやるべき仕事はこれだけではないのだけれども、まあとにかく現在の仕事をきっちりこなすしかない。
そんなこんなで、大掃除をはじめとする家庭の仕事は妻に任せきりになっている。彼女も仕事を抱えているだろうに、まったく申し訳ないやらかっこわるいやら。年末年始、いつもいない父親と遊ぶことを楽しみにしている子どもたちもほったらかしになっている。まったく情けないやらかっこわるいやら。
 
そんな年末。どれだけ仕事と折り合いながら家族のために時間が割けるか。夫としての父親としての正念場です。
 
 
などと言いつつも、自分が楽しむことを忘れていないのが、駄目な僕の僕たる所以。
今日はTSUTAYAに行って、年末年始に勝負をつけなくてはならない、新しいアーティストたちのアルバムを幾つかレンタルし、iPodに格納した。そんなアルバムを聴きながら仕事をしていたのだけれども、近頃とみにヤワになったノートパソコンのバッテリーも切れてしまい、仕方なく携帯電話からこのエントリーを入力している。
新しい音楽たちには、様々な人々の、僕の預かり知らない内面や過去が見え隠れしていて、聴いていてついついニヤニヤしてしまう。
 
さて、明日も仕事。さらに、大掃除やら年越しそばやら、年末最後のご挨拶やら、やることは目白押しだ。体の疲れを心に入れないようにしなければ。家に帰って寝るとしよう。
 
僕は再び、体の疲れを心に入れない人生を取り戻しつつある。紛れもなく、これは良い傾向である筈だ。