ISW11Mレビュー(その3:購入にあたっての注意)

第3回は、ISW11Mを購入するにあたっての注意点です。真剣に購入を検討されている方、これを読んでからでも遅くありません。

まとめ
・SIMスロットが使えないので、一旦機種変更すると昔の機種は使えなくなる
・利用する周波数帯が違うため、今まで入っていたところで使えない場合もある
Cメールの送信ができないので、メールアドレスを知らない人からCメールが届いた場合、返信ができない

注意点は幾つかあります。
・SIMスロットは使えない

この機種には同時発売のISW11HT(EVO 3D)には無いSIMスロットが搭載されています。だけど、このSIMスロットはISW11M上では閉じられています。これはわかりにくい仕様で、実際、スーパー店員さんの前に対応してくれた新人店員さんは「SIMカード付いてるっす」という回答でした。でも使えない。
SIMスロットが使えないってことは、SIMの差し替えにより古い携帯の使い回しや他のSIMを使ってのデータ通信ができないということ。これが認められない人は、この機種を買う事を再検討した方が良いですね。
これは僕の予想だけれども、SIM搭載の機器がロム仕様になっているのは、恐らくWiMAXとの兼ね合いだと思われ、SIMを差し替えたいがために後発のISW11F/ISW11Kを待っても駄目かもしれません。責任は持てませんが、SIMの利用有無を待ちの理由にしても、時間が過ぎるばかりかもしれません。

・周波数帯が別

この機種は、既存のau携帯と使用する周波数帯が違います。現在auには旧800MHz、新800MHz、2GHzという3つの周波数帯があり、圧倒的に基地局の収容が多いのは旧800MHz帯。ところが、この機種はこの旧800MHz帯に対応していません。このため、基地局の更新が十分でない現在、「つながりにくい」、最悪の場合「つながらない」という事態が発生する可能性があります。
実際、僕が住んでいる松戸の片田舎では、機種変前の携帯電話よりも電波状態は悪いようです。これについては今後の基地局更新に伴い、次第に正常化されてくることを願うばかりだけれども、購入前に自分の住む場所、良く行く場所の電波状態を調べておく事をお勧めします。


電波状況についてはここから確認できます。

Cメールが使えない?

ezwebメールには対応していますが、Cメールについては「受信のみ対応」と説明されました。そして、対応予定ではあるものの、対応時期は未定とのことです。Cメールを頻繁に使う場合、注意が必要です。
例えば、メールアドレスを知らない人からCメール(SMS)が届いた場合、その人に返信することはできません。メールに対して電話で返事をするなんて、ちょっとおばさんっぽい対応が迫られます。


次回は、いよいよ実機のレビュー!!