とある飛空士への追憶(評価:★★★)

この頃、仕事→寝る→仕事→映画→仕事→寝る仕事→寝る・・・みたいになってます。
 
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※※※ 注意 ※※※
「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
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1.評価
終始ラノベだけどそれがお好きなら
★★★
(★…1点 ☆…0.5点,★5つで満点)
 
2.基本情報

 
(2011年/東京テアトル/99分)
 
監督   :宍戸淳
脚本   :奥寺佐渡
原作   :犬村小六
声の出演 :神木隆之介


中央海と呼ばれる海を挟んで、神聖レヴァーム皇国と帝政天ツ上の両国では、絶えず激しい戦いを繰り広げていた。ある日、レヴァーム皇国の飛空士シャルルはある重大な任務を任される。次期皇妃ファナを水上偵察機の後部座席に乗せ、婚約者のカルロ皇子の元へ送り届ける極秘計画だった。遂に、シャルルとファナの二人で敵の領域を突破する12,000kmの旅が始まる。それは同時に身分違いの恋の始まりでもあった……。

3.コメント
おじさん1人でアニメ映画ってのもねーとか、原作がラノベだもんなーとか思いながら、制作が「サマーウォーズ」のマッドハウスで、主役の声優もサマーウォーズと同じ神木隆之介くんだったので、ついつい足を運んでしまった。なにせ、サマーウォーズときたら、現時点で僕が一番好きな和製アニメーション映画だから。あのアニメーションは、ストーリーも、そして作画も文句なしだからね。でも冒頭の作画を見ていきなりがっかり。人物描画のクオリティが期待していたレベルじゃなかった。


とまあ、あまり良くない印象からスタートしたのだけれども、内容はそれほど悪くなかったと思う。そりゃあ、ほとんどの時間飛空士とお姫様がイチャイチャしてるか戦闘してるかって感じなので、内容が濃いかと言われれば「まあ、ぶっちゃけ厨二だよね」と言わざるを得ない。でも、戦闘シーンでは結構見せ場も多かったし、クライマックスには結構感動した。
特に戦闘シーンは、その昔ACE COMBATシリーズにどハマりし、ドックファイト戦術の解説本まで購入し研究したという黒歴史を持つ僕にとっては、ニヤニヤするシーンの連続でした。空対空ミサイルを搭載した飛空挺が存在する世界で、飛行機には水素電池まで搭載しているくせに、飛行機が搭載しているのは機銃だけって設定には少し無理があるけどね。


というわけで、戦闘機が好きで、厨二設定のノリについていける人に限定して、「まあ、観てもいいんじゃない?」とお勧めします。


それにしても、原作は結構売れたラノベらしいけど、クライマックスのシーンをどうやって文書で表現したんだろう。劇場で語られた事柄だけを文書で書いただけの小説なら、たぶんつまらない原作になる。原作にはきっと、ここで語られていない物語も描かれているのだろうね。読まないけど。


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