図書館戦争(評価:★★☆)

昨日に続き、公開初日に観てしまった。
息子と一緒に。
 
 
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※※※ 注意 ※※※
「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
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1.評価

またもや少女漫画系
評価:★★☆
(★…1点 ☆…0.5点,★5つで満点)
 

2.基本情報


(2013年/東宝/128分)
 
監督:佐藤信
原作:有川浩
出演:岡田准一
   榮倉奈々
   田中圭
   福士蒼汰
   西田尚美
 
(あらすじ)
メディアを取り締まる「メディア良化法」が施行され30年が過ぎた日本では、それを良しとする支持者と人民の無関心により、本の厳しい検閲が行われていた。その中で起こった、過激な推進派による図書館の武力的制圧に端を発し、図書館は知る権利、本を読む権利を守るために自営組織「図書隊」を設立、国家権力である「メディア良化隊」との間で激しい攻防を繰り返していた。
高校生の時に助けられた図書隊員に憧れ、図書隊に入隊してきた笠原は、訓練期間を経て女性初の図書特殊部隊に任命される。しかしその指揮官は、訓練時代に散々ぶつかっていた鬼教官、堂上だった。
任務の中でも反目し合い、お互いに譲らない笠原と堂上。でも実は、堂島こそ笠原が「王子様」と憧れる、自分を助けてくれた図書隊員だったのだ。
 

3.コメント

原作は有川浩のベストセラー小説。
話題になっているのは知っていたが、なぜか手に取らなかった作品の1つであります。嫌な予感がしたとかそういう事ではなく、気にはなっていたのに、ついぞ手にする事がなかった。まあ、巡り合わせだと思う。
その作品が助演岡田准一で上映されると言う。岡田准一は個人的にとても気に入っている「アクション俳優」なので、観に行かないわけにはいかない。どうせなら初日にって事で、本日息子と一緒に観てきた。
 
舞台設定。
メディア規制が行われるのは有り得るとして、なぜ図書館が武装化しているのか。それが国家組織と反目しているのに、なぜ国家や国民が甘んじて流しているのか。そんな危険地域である図書館に、なぜ一般人が普通に来館するのか。そして、そこで戦闘が開始されているにもかかわらず、一般人はなぜ「また戦争ごっこでしょ?」などと冷めた視線でいられるのか。
原作を読んでいないので、まるで世界観を納得できないまま終わってしまった。
 
渦巻く陰謀的なもの。
犯人を指し示すようなマーキングは出てくるんだけど、そいつが何者であるかは語られず(気づかなかっただけかも)、どうしてそんな事をするかも良く分からず、陰謀や不正が暴かれたわけでもなく「だからなあに?」という状態。
 
総じて、原作を読んでから劇場に足を運ぶべきだったのだろう。
でも結果として、そういう諸々の設定や背景は、本作の場合どうでも良いのかもしれない。
 
この作品の楽しみ方は2つ。

・戦争を舞台としたツンデレラブストーリーに萌える
・現時点最高峰の、岡田准一のアクションに萌える
 
まさかまさかの、2日連続少女漫画系。
 
岡田准一のアクションは相変わらずかっこ良く、「やる気スイッチ」が「頭なでなで」だというベッタベタな設定に・・・不覚ながら、四十路手前のおっさんが、2日連続で萌えてしまった。
 

5.2013年度ランキング(4/27時点)

個人的には、岡田准一がかっこ良かった時点で及第点なのだけど、世界観に馴染めない人は多いかもしれない。
そういう意味でifモノとしては破綻しているような気がするので、評価は厳し目。
(1)ベスト10
1 レ・ミゼラブル
2 アイアンマン3
3 図書館戦争
4 ONE PIECE FILM Z
5 
6 
7 
8 
9 
10 
 
(2)ワースト3
1 
2  
3 

(3)ランク外