映画ドラえもん のび太の人魚大海戦(評価:★)

昨日、敢えて書かない宣言をしたにもかかわらず、キ○ガイにして江田島なまどかっつ氏がいやらしいコメントを入れて来たんで、渋々レビューを書くことにした。
 
しぶしぶ
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※※※ 注意 ※※※
「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
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1.評価
これは、俺の知っている「映画 ドラえもん」ではない。 

(★…1点 ☆…0.5点,★5つで満点)
 
2.基本情報

 
(2010年/日本映画/99分)
 
監督:楠葉宏三
脚本:真保裕一
出演:******レギュラー******
   水野わさび(ドラえもん)
   大原めぐみ(野比のび太)
   かかずゆみ(源静香)
   木村昴(剛田武)
   関智一(骨川スネ夫)
   ****** ゲスト ******
   真矢みき(オンディーヌ)
   ケンドーコバヤシ(トラギス)
   温水洋一(メジーナ博士)
   さかなクン(サッカーナ)
 
外国の海でスクーバダイビングを楽しんだというスネ夫の自慢話をうらやみ、自分もダイビングがしたいと言い出すのび太。見かねたドラえもんはあるひみつ道具を出す。それは架空水面シミュレーター・ポンプという道具で、陸上に架空の海を作りだすことができるのだという。早速のび太たちは、タケコプターでいつもの空き地に向かい、トトスキーや架空海水まきぞえガスを使っていろいろな魚を集める。架空水体感メガネをかけて、架空水面シミュレーター・ポンプで作り出した架空の海で遊び始めるが、そこに人魚族の姫・ソフィアが迷い込んでしまった。
人魚族は元々「アクア星人」という異星人であり、約5千年前に汚染されたアクア星から移住し地球の海の中で町を造り暮らしていたのだという。その人魚族が守る宝「人魚の剣」が、怪魚族に狙われているらしい。事情を知ったドラえもんたちは人魚族と協力し、怪魚族から宝と海を守るため戦うことを決意する。
 
3.コメント
「映画ドラえもん」をはじめとする子供向け映画は、なかなか侮れない存在である。油断をすると隣で観ている子どもから「ねえお父さん、なんで泣いてるの?」なんて質問をされることになる。
その理由は簡単で、強大な敵や困難な状況を前にあまりにも無力にもかかわらず、それでも自らの勇気1つで立ち向かうのび太の姿が、かつてのび太だった、実は今でものび太な自分とオーバーラップするからだ。
自分の無力さを知った上で、「それでも僕は立ち向かうんだ!」という勇気というより度胸なり無鉄砲さは、普段ののび太の姿を知っていればこそ感情を揺さぶられ、素直な気持ちで応援したくなる。そりゃあジャイアンだっていいやつになるというものだ。
 
さて今作。
突っ込みポイントは山ほどあるのだが*1、一番の突っ込みポイントはこれ。
 
ストーリー・演出が云々以前に、のび太がテレビののび太
 
金曜ロードショー ルパンはじめてのお買い物」
名探偵コナン 信州ぶらり一人旅」
ドカベン 大食い選手権編」
機動戦士ガンダム〜俺があいつであいつが俺で〜」
こんな映画が上映されたら観たいと思う???
 
・・・観たいな。
 
えーとそうじゃなくて、連作モノはメインテーマを外してはいけないということが言いたいのであった。それが意図的でないなら、なおさらのことである。
 
誠に残念でならない。わざわざ休日の7時に起きて、ららぽーとの駐車場を探しまわった苦労を返してもらいたいものである。
 
4.2010年度ランキング(5/20時点)
(1)ベスト10
  ① ソラニン
  ② 
  ③ 
  ④
  ⑤
  ⑥
  ⑦
  ⑧
  ⑨
  ⑩
 
(2)ワースト3
  ① 映画ドラえもん のび太の人魚大海戦
  ②
  ③
 
しぶしぶ

*1:1つだけ。宇宙を支配できる力を持った伝説の剣がドラえもんの秘密道具にガチンコで負けるって何事?