auのiPhoneを海外に持ち込む際の注意点

仕事の都合で来週からちょっと海外に行く事になりました。
電話はかけたくないし、かけてもらうのも迷惑になるので極力遠慮したいのだけど、まあそういうわけにもいかないです。
というわけで、海外にauiPhoneを持ち込む際の注意点についてまとめてみます。

注意:

  • 設定画面はiOS 6.0.2に準拠しています。
  • この記事はauiPhoneについて記載した記事です。Softbankの方は他のページをご覧いただいた方がよろしいと思います。

 

原則

海外で使う際におさえておきたいのは以下の点です。
簡単に言えば、「知らずに使うと大変な事になる」って事です。

  • 特に設定をしない限り「使えてしまう」
  • 国際通話には、いつもよりお金がかかる
  • 一緒に行った人との通話も、いつもよりお金がかかる
  • データ通信にも、いつもよりお金がかかる
  • 国内サービス(通話無料/パケット定額等)は適用されない
  • SMSも100円/1通

使い途別の対処

以下に想定される使い途を列記し、使い途毎の対処を考えます。

  • 電話機として使いたい
  • データ通信をしたい
  • アプリを使いたい

 

電話機として使いたい

→電話したいなら留守番サービスをオフに

電波が届いていれば、基本的に使えます。
設定->電話->ダイヤルアシストを「オン」にすれば、国番号を付与せずとも電話がかけられます。



注意したいのは留守番電話。留守番電話サービスに接続する=通話するなので、切っておかないと大変な事になります。
設定->電話->KDDIサービス->お留守番サービスの停止で、必ずサービスを停止しておきましょう。
 
なお、LINE / Viber / Skypeなどのアプリで謳われている「通話無料」についてですが、あれは「定額のデータ通信網を使うから実質無料」という意味です。データ通信料自体が従量制となる海外では有料となりますのでご注意ください。
 

データ通信機として使いたい

→他の方法を検討しましょう
 
そのまま使う事は、強く推奨しません。
auは標準で「海外ダブル定額」というサービスを持っており、どれだけ使っても2,980円/日です。
いいですか、月じゃありませんよ、1日につき2,980円です。
海外ダブル定額は「設定を行わないまま使った人への救援策」だと考え、基本的にはデータ通信自体をしない方向で考えた方が無難です。
 
使いたい場合、どうすれば良いか?
簡単な方法としては以下が考えられます。

Wifiを提供しているホテルを予約する。
・海外向けのWifiレンタルを申し込む

 
私は、既にこの要件でホテルを予約し、もしかしたらWifiもレンタルするかなーいうところです。
※海外ダブル定額の詳細についてはこちらでご確認下さい。
 

アプリを使いたい

→使いたいアプリがデータ通信無しで動くか確認
 
データ通信を確保していなくても動くアプリはたくさんあります。データ通信/電話を切っておくのであれば、かなり良いサポートをしてくれるのではないかと思います。
 
ところで旅行先で使いたいアプリといえば、簡単に思いつくのはこのあたりですかね。

 
・・・いやー困った、全部データ通信が必要なアプリです。というわけで、誤爆でパケット代の大量請求にあわないよう、予め確認しておきましょう。
 

「使わない」ための設定

「使わないものは閉じる」「使わない時には電源を切る」を原則に、使うもの以外は止めておく事が望ましいです。
ここでは、使わないための設定方法をご紹介します。
 

通話もデータ通信もアプリも使わない

前述のとおり、電源OFF

通話はしない。アプリ利用はWifi


以下の2つを設定
設定->機内モード「オン」の後に、設定->Wifi「オン」

通話はしたいが、データ通信は回避したい


設定->一般->モバイルデータ通信->ローミング->
・・・で、音声通話ローミング「オン」、データローミング「オフ」

通話もデータ通信もしたい

やめておいた方がいいですが、上記データローミングを「オン」にすれば可能です。